開業資金はどのように調達すればいいのでしょうか?
「自己資本」と「他人資本」に区分されます。
自己資本は返済する必要がない資産のことです。
これまで貯蓄してきたお金や、その事業に賛同してくれる方々の出資・寄付・贈与などです。
他人資本は返済する必要がある資産です。
種類もいろいろありますが、一番お薦めできるものは、日本政策金融公庫からの「創業融資」です。
他人資本は、ご家族・親族・知人からの借り入れや金融機関からの融資・インターネットでの借り入れがあります。
ご家族や知人からの借り入れは信用があれば無利息の場合もあります。
返済期間も設けられなかったりします。
しかし、お金のトラブルは起こりがちで最悪の場合は人間関係が悪化しますから頼みにくいです。
金融機関(銀行・信用金庫・日本政策金融公庫など)から借り入れる場合は審査があります。
事業計画書や自己資本がなければ審査が通らないこともあります。
場合によっては、保証人や不動産などの担保を求められ、利息や返済期間が設定されます。
日本政策金融公庫の場合は、一般的な融資とは違います。
過去の経営実績が問われませんから、将来性や人物像を訴求できる人に向いています。
開業資金は業種によって違います。
個人で事務所を開く業種
例えばコンサルティング業などですね。
専門の資格やコンサルティングやアドバイスを基本にした事業が典型。
開業する場合に、必要な在庫や原材料はありません。
機械の設備も最小限ですから、大きな負担はないでしょう。
デザイナーやライターなど
これらは個人事業主のフリーランスです。
アフィリエイトやブロガーもこのタイプですが、初期費用はパソコンやインターネットの通信費程度です。
開業資金は数万円程度です。
それ以外に余裕があれば広告や宣伝費のソフト面に使えます。
飲食店など不特定多数の顧客を相手にする業種
店舗費用などが必要になりますので、1000万円程度はかかるでしょう。
この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。