マル経融資とは何なのでしょうか?
小規模業者が利用できる資金調達方法です。
条件がいくつかありますが、それをクリアすれば好条件で融資できます。
正式には、「小規模事業者経営改善資金」と呼ばれ、日本政策金融公庫で利用できます。
無担保無保証で貸付してくれ、個人事業主や法人を支援してくれます。
マル経融資の利用要件にはどんなものがあるのでしょうか?
対象は従業員数が20人以下の法人や個人事業主であることです。
それ以外に、税金をちゃんと納めているとか、商工会議所から資金繰りや経営に関する指導を受けていて事業改善を実施しているかどうかもあります。
本政策金融公庫の融資対象の業種で商売をしていることも条件になっており、直近の1年以上指導を受けた商工会議所で事業を実施していることも条件です。
これらの要件を満たせば、マル経融資を利用できます。
マル経融資を受けるには地域の商工会に加入しなければならないの?
商工会に加入して1年以上経過している必要があります。
マル経融資を受ける場合の注意で、商工会への加入要件があります。
しかし、商工会に加入したらすぐにマル経融資を受けることができないので注意しましょう。
マル経融資で資金調達を考えているならば、1年前までに商工会に加入しておかなければならないことを覚えておきましょう。
マル経融資で融資してもらえる限度額としては最大2000万円ほどです。
金利は金融情勢によって変動しますが、直近では1.11パーセントです。
銀行の金利は2パーセントから4パーセントですから、低金利で資金調達ができるのです。
返済期間は運転資金の場合は最長7年で措置期間は1年以内です。
設備資金として融資を受けた場合の返済期間は最長10年で措置期間は2年以内になっています。
条件はいろいろとありますが、無担保・無保証で融資を受けられるし、信用保証協会に加入することもありません。
この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。